歯の中に神経や血管が入っている空洞があるのをご存知でしょうか?
この空洞を専門用語で歯髄腔と呼んでいます。
虫歯が進行すると、細菌がこの歯髄腔の中に侵入します。
細菌が侵入すると、何もしてなくても歯がズキズキ痛むことや、痛み止めが効かず夜寝れないくらい痛いと言った症状が出ます。
細菌が侵入し歯髄腔の中に菌が蔓延すると体の抵抗力では細菌を減らすことができないため、歯科治療をすることになります。
こういった歯科治療を根の治療とか神経の治療と呼ぶことも多いですが、専門用語では根管治療と呼んでいます。
根管治療では歯髄腔の中の細菌を減らし、今後増殖しないようにすることが必要になります。
左が治療前の状態です.歯を抜きたくなくて転院されていらっしゃいました.根っこの先に黒い像が見えますが,これが炎症のレントゲン像です.真ん中の写真は根っこの治療を行った後の状態です。MTAセメントという特殊なセメントで根っこを封鎖しています.右が根の治療から4ヶ月後の写真です.根っこの先の黒い部分が小さくなっているのは骨出来たためで、炎症が引いたと考えられます.歯を抜かずに残す事が出来ました.
このケースのように歯の根っこが炎症を起こして根っこの先に炎症が広がった場合、通常の根の消毒では炎症が引かない場合があります。こういった場合でも、歯の根っこをしっかりと消毒して炎症を引かせる事が出来る場合もあります.
また、通常の根っこの消毒で治らない場合でも、根っこの先の炎症を外科的な方法で根っこの先の炎症部分を切り取って封鎖することで歯を残せる可能性があります。
当院の歯の根っこの治療は通常2回で終了します。急性症状がある場合は様子を見る場合もあります。歯の内部の洗浄が終わった段階で最終的なお薬をお詰めしております。根の治療を行う場合、根の治療で効果があるか治療前にしっかりと診断する必要があります。歯にひびが入っていたり穴が開いていたりする場合は根の治療だけを行っても炎症が引きませんので、根の治療を長期間に行っても時間の無駄となってしまいます。もし、何年にもわたる長期間に根の消毒をされている方がいらっしゃいましたら、他に原因がないか確認されてはいかがでしょうか?
当院では、根管治療の方法を選択性とさせていただいております。
特に大きな炎症がないケースでは、保険適応の根管治療を行っております。難症例や歯に穴が開いてしまっているケースでは、保険外での根管治療をおススメしております。
保険外の根管治療は、当院に木曜日のみ勤務されている根管治療の専門医が対応するか、あるいは近くで開業をしている根管治療のみを行っている専門医を紹介させていただいております。
保険適応の根管治療は数千円で治療が可能ですが、保険外の根管治療は10万円ほどの費用が掛かります。(歯の状態によって料金が変わります。治療前にカウンセリングが必要です。)
保険外の根管治療では、特殊な器具を使用することで、根管治療の成功率が上がります。通常、日本で行われている保険の根管治療の成功率は50%程ですが、保険外の根管治療では、20~40%ほど成功率が上がることが報告されております。
しっかりと治療をされたい方は、保険外の根管治療をされたほうが将来的に再治療になる可能性が低くなります。
歯茎の黒ずみの原因は歯の根っこの変色かも知れません。
歯の根っこの炎症を取り除いた後に歯茎の厚みを増すために歯茎の移植による歯茎の再生治療を行います。
差し歯の歯茎が黒く見えてしまった場合の審美歯科治療のご紹介です。
歯並び治療を審美歯科治療で行う場合に歯並びの状況によっては神経を取らないと並べられないケースがあります.
神経を抜きたくない場合はオプション治療となりますが,部分矯正治療を行ってから審美歯科治療を行う、直接覆髄法を行うなどの処置も行っております.
前歯の変色した歯をそのままにしていませんか?
見た目に悪いだけでなく、炎症を起こしてしまっている場合もあります.
前歯が黒い場合、歯の神経が死んでしまっているケースが多いのですが,歯の内部に神経の死んでしまった腐敗物質が残って炎症を起こしてしまっている事があります.炎症があっても、お痛みがそれほどない事も多いので放置されてしまっている事があります.
歯の変色の原因を確認してお早めに治療される事をお勧めしております.歯の内部の消毒を行い、内部をきれいにする必要があります.また、変色に対しては漂白(ウォーキングブリーチ法)や審美歯科治療にて元の自然な歯の色に戻します.
炎症が広がってしまうと治療期間が長引く上、料金もよけいにかかってしまいます。お早めに治療される方が良いでしょう。
まずは、変色の原因を確認して、治療費が妥当か判断して治療をされてはいかがでしょうか?
無料カウンセリングでは治療方法のご説明,お見積もりのお渡しを行っておりますので、お問い合わせください.
歯の根っこに炎症がある場合、歯の根っこを消毒をする必要があります。
一度神経の治療をしている場合、歯の根っこにコアと言って差し歯が外れないようにする杭を入れます。このコアをいうものを取り除いてから根の治療をすることになります。
この金属の土台をとるときに多くの失敗がおこります。よく見かけるのが金属と同時に歯に穴をあけてしまう失敗があります。この失敗の原因の多くは裸眼で金属をとるため、見えずに失敗します。
そこでコアを取り除くためには、顕微鏡を使用して、丁寧に取り除きます。顕微鏡を使用することによって、歯に傷を付けずにすみます。
バーで金属を削るとき少し響きますが、お痛みはほとんどないので、心配しないでください。しっかりと顕微鏡で見ながら行いますので、大丈夫です。
審美歯科治療で金属の土台を外してファイバーの土台に変える際もしっかりと金属を確認しながらきれいに土台を取り除きます。金属を残らずおとりしてしっかりとファイバーの土台を歯の根っこに接着させる事が重要です.
精密歯科治療に関しましては下記のページに詳しい内容が記載されております.ご興味のある方はクリックしてご覧ください.
また、精密歯科治療を希望される方は無料カウンセリングを行っておりますのでご利用ください.無料カウンセリングにて治療方法のご説明、お見積もりのお渡しを行います.
無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F スターバックス上
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歯の根っこの治療を行うとき、歯に刺さっているコアという土台を外さなくてはいけません。
このコアを外すのが厄介で、顕微鏡がないと安全にとれないため、コアが入っている歯の根っこが炎症してしまうと歯を抜くことを勧められます。
しっかりと拡大して見れば、歯のコアを外すのはそれほど難しいことではありません。歯を残すためにコアをはずすべきだと思います。
患者様にとっては、金属を削りますので、少し響いてしまうので、怖いかと思いますが、お痛みはないことが多いです。痛い場合は麻酔をいたします。
根っこの治療のページ
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