No70 進行した歯茎の退縮の場合のリグロスを併用した歯茎の再生治療 その2

歯ぐきが薄い場合には通常の歯茎の再生治療にリグロスというお薬を併用して使用したほうが良いと思える場合があります。


リグロスを使用した歯茎の再生治療

治療前

リグロスを併用した歯茎の再生治療
リグロスを併用した歯茎の再生治療

治療後

リグロスを併用した歯茎の再生治療
リグロスを併用した歯茎の再生治療

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神田ふくしま歯科

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~歯茎の再生治療の注意~

 

お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。

 

 

歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込み)かかります。お写真のケースでは、上の前歯6本の歯茎の再生治療を行い、15万4千円(税込み)とリグロスの料金の¥4万4千円(税込み)の合計額がかかりました。

 

歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。

 

 

n  歯茎の再生治療のリスクと当院での対策

歯茎の再生治療は外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。また、術後に腫れや痛みが出ることがあります。そのため、当院では、出血予防止血対策にに止血用マウスピースをお渡ししております。また、術後の注意を守っていただいております。

 

歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。当院では、審美的な回復のための方法も行っておりますので併せて紹介しております。

 

リグロスの注意

リグロスの効果

リグロスは歯周組織欠損部の未分化間葉系細胞、歯根膜由来細胞に対して増殖促進作用を示すとともに血管新生を促進します。これらの作用により増殖した細胞は骨芽細胞、セメント芽細胞へと分化し、歯槽骨、セメント質及び歯根膜の新生や結合組織性付着の再構築により歯周組織が再生されます。そのため、歯周炎による歯槽骨の欠損の治療薬として承認されています。歯茎の再生治療(結合組織移植術)でリグロスを使用することで、従来以上に移植後の歯茎の厚みが維持でき、また歯茎の再生量が増えます。

 

用法・用量

歯茎の移植時に直接歯茎に塗布します。

 

副作用・リスク

リグロスを使用すると通常の歯茎の再生治療に比べて、腫れが大きく、期間も長くなります。

主な副作用として、適用部位における歯肉白色化、歯肉紅斑、腫脹および頭痛などが報告されています。

 

費用 

 

歯茎の再生治療時に使用した場合、処置代に加えて¥44,000-(税込み)が別途かかります。