八重歯の歯茎が下がってしまった場合、歯の根っこが歯茎から飛び出してしまいますので、歯茎の再生治療が難しい場合があります。
また、矯正治療を行う場合、八重歯の歯茎が下がってしまっているとそのままの状態で矯正治療を行うことはできません。
今回は、歯の根っこが顎の骨の外に飛び出した八重歯の歯茎の再生治療ケースをご紹介いたします。
八重歯の歯茎再生の症例

八重歯の根っこがかなり下がってしまっています。また、単純に下がってしまっている以上に、歯の根っこの半周近くが外側に飛び出して露出してしまっています。
非常にシビアな歯茎の退縮状態です。

歯茎の再生治療後2週間目の状態。
歯茎が安定してきました。歯の根っこを覆うことができました。
ただ、こういったケースでは、将来的にまた歯茎下がってしまうため、この後、骨の再生治療などで歯の周囲の骨を回復させる必要があります。
~歯茎の再生治療の注意~
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。(骨の再生治療は22万円(税込)かかります。)
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。歯周病が進行したケースなど歯を支える骨の吸収したケースでは、歯茎が回復しない場合もあります。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。
本日のブログまとめ
八重歯はもともと歯が外側に出ているため、歯茎が下がってしまうと歯の根元が露出しやすくなります。特に八重歯が大きく外側に飛び出している場合、歯茎が後退してしまうと歯の根が顎の骨から外に出てしまうことがあり、そうなると歯茎の再生治療が難しくなることがあります。
また、八重歯を矯正治療で整えようとしても、歯茎が下がり歯根が露出したままの状態では、歯を動かすことが難しくなります。そのため、まず歯茎の状態を改善させてから矯正治療を進める必要があります。
神田ふくしま歯科では、このような難しいケースでも歯茎の再生治療を行っております。具体的には、歯茎を再生させることで歯の根元を健康な歯茎で覆い、その後の矯正治療をスムーズに進められるよう準備します。
経験豊富なドクターが無料カウンセリングを行っていますので、八重歯の歯茎が下がってお困りの方や矯正治療をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。患者様の歯茎や歯並びの状態を丁寧に確認し、最適な治療法をご提案いたします。
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