No34 奥歯の歯茎再生 矯正後に歯茎が下がって虫歯になったケース 

歯茎が下がると虫歯になりやすくなることってご存知でしょうか?

 

歯ぐきが下がって歯の根っこが露出することが有ります。

 

歯の根っこが露出してしまった部分は、セメント質と言って歯の酸に弱い部分ですので、虫歯になりやすいところになります。

 

今回紹介させて頂くケースは、矯正治療後に歯ぐきが下がってしまって、下がった歯ぐきの部分が虫歯になってしまったケースです。

 

こう言ったケースでは、歯ぐきの再生治療の前か後に虫歯の治療を合わせて行うことになります。

奥歯の歯茎が下がってしまった場合の治療

歯ぐきの退縮と虫歯
歯ぐきの退縮と虫歯

お写真では、上下の奥歯の歯茎が2〜3ミリ下がってしまっています。

 

歯茎が退縮して根っこが露出しています。下の歯の歯茎に関しては、一部根っこに虫歯ができています。

 

虫歯は取り除く必要がありますが、露出した歯の根っこは一般的なレジンという詰め物を詰める治療をするより、虫歯を取り除いた後、露出した根っこを歯茎の再生治療を行うことで歯茎で覆うことも可能です。

 

露出した根っこを歯茎の再生治療で覆うことで歯の根っこが酸にさらされにくくなり虫歯になりにくくなります。

歯ぐきの再生治療と虫歯
歯ぐきの再生治療と虫歯

治療後の状態です。

 

上下の歯茎を歯茎の再生治療で覆っています。歯茎の位置が変わり、歯の長さが変わったのがわかりますか?2〜3ミリ歯茎が下がってしまっていたのを歯茎の再生治療で歯茎を回復させることができました。

 

歯の上の虫歯に関しましては、歯茎の再生治療後に虫歯治療を行う必要がありますが、歯の根っこの部分は今後虫歯の予防ができます。

 

歯茎の再生治療に関しましては、下記のリンクページをクリックしてご覧ください。

 

歯ぐきの再生治療のページ


歯茎の再生治療の注意


お写真を見ていただいてわかるように歯茎が回復しております。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。お写真では、画面上下奥歯6本の再生治療を行っております。


歯茎が下がって歯の根が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。


歯茎の再生治療は保険外診療となります。このケースでは、歯茎の再生治療15万4千円(税込み)かかりました。


また、歯茎の再生治療はリスクもあります。外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。症例数をなるべくたくさん掲載しておりますので、いろいろなケースをご覧ください。


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