治療した詰め物の周囲から虫歯菌が侵入して虫歯になることを、2次虫歯と言っています。
天然の歯とちがい、詰め物は人工物ですので、歯と詰め物の境界は異なる物質が接触している状態になります。
温度変化や強度・加圧時の変形量・弾力などいろいろな要素で材質が違えば変わります。そのため、歯と詰め物の境界は、口の中の環境で隙間ができやすくなっています。
また、詰め物を入れる段階で、境界部分に大きな隙間がある場合は隙間より細菌が侵入して内部に虫歯を作ります。
材質をしっかりとしたものを選ぶことと、しっかりと隙間のない詰め物を作成する必要があります。
隙間のない詰め物を作るには、きれいな直線に歯の境界を削り、変形の少ない型取り材を使用して歯型を作り、正確に詰め物を作成することが必要です。
具体的にはマイクロスコープ・ルーペを使用すること、シリコンで歯型を取ること、腕の良い技工士が詰め物を作成すること。が最低でも必要です。